在宅ワークを続けていると、いつのまにかデスク周りが「コンセント争奪戦」になっていませんか。ノートPCの充電器、モニター、スマホ、タブレット……差込口はすぐ埋まり、ACアダプターが大きくて隣の口をふさぐ、なんてことも起こります。
この地味なストレスは、電源タップを1本見直すだけでかなり解消できます。ITヘルプデスクとして12年、社内でも「タップが足りない」「どれを買えばいい?」という相談は定番でした。この記事では、電源タップの選び方と、USB充電機能付きタップで充電器を減らすコツを解説します。
デスク周りで起きる「差込口が足りない・アダプターで埋まる」問題
在宅ワークのデスクでよくある困りごとは、主に次の3つです。
- 機器が増えて差込口が足りなくなる
- 大きいACアダプターが隣の口をふさいで、実際に使える数が減る
- スマホやタブレットの充電器が増えて、タップとケーブルが混雑する
原因は「必要な差込口の数」と「アダプターの大きさ」を考えずにタップを選んでいることが多いです。ここを押さえると、買い替えの失敗が減ります。
USB充電機能付きタップという選択肢
最近の電源タップには、コンセントに加えてUSBポート(USB-A・USB-C)が付いたモデルがあります。これを使うと、スマホやタブレットの充電にACアダプターが不要になり、差込口とケーブルをまとめて減らせます。
特にUSB-CのPD(Power Delivery)対応タップなら、スマホの急速充電や、機種によってはノートPCの充電までカバーできます。「充電器だらけ」を解消したいなら、この機能付きタップが有力な選択肢です。
ただし、USB付きタップはコンセントのみのタップより価格が上がります。充電したい機器が少ない人は、シンプルなタップの方がコスパは良くなります。
選ぶときの4つのチェックポイント
① 差込口の数
現在使っている数より2口ほど余裕を持たせると、機器が増えても対応できます。
② コードの長さ
壁のコンセントからデスクまでの距離を測ってから選びましょう。短すぎると届かず、長すぎると余ったコードが邪魔になります。一般的なデスク周りなら2〜3mが使いやすいです。
③ 安全機能(雷ガード・個別スイッチ・ほこりシャッター)
雷ガードはPCなど精密機器を雷サージから守ります。個別スイッチは使わない機器だけオフにでき、待機電力の節約に役立ちます。ほこりシャッターは差込口へのほこりの侵入を防ぎ、火災予防につながります。
④ USBポートの規格(USB充電機能付きを選ぶ場合)
スマホ・タブレットだけならUSB-Aでも足ります。急速充電やノートPCの充電もしたいなら、USB-CのPD対応を選びましょう。
導入時の注意点
便利なタップですが、注意点もあります。
- 合計ワット数の上限を超えない:多くのタップは合計1,500Wまでです。電気ストーブやドライヤーなど消費電力の大きい機器を同時に使うと危険なので、タップにはつながないのが基本です
- タコ足配線を重ねない:タップにタップをつなぐ「連結」は発熱の原因になります。口数が足りないなら、最初から口数の多いタップを選ぶ方が安全です
- USBの出力は同時使用で下がる:USB付きタップは、複数ポートを同時に使うと1ポートあたりの出力が下がります。ノートPCを充電したいときは、単体で使うと安定します
安全機能と上限だけ押さえておけば、タップ選びで大きく失敗することはありません。
おすすめの電源タップ3選
① エレコム 電源タップ T-K6A-2630BK(6個口・3m・雷ガード+個別スイッチ)
まず「安全で使いやすい定番」を1本、という人に最適です。6個口・3m・個別スイッチ・雷ガード・ほこりシャッターと、必要な機能がひと通りそろっています。個別スイッチで使わない機器だけオフにでき、待機電力の節約にもなります。価格も手頃で、古くなったタップの買い替えにちょうどいい1本です。
向いている人:まず安全で標準的なタップに買い替えたい人、口数と安全機能のバランスを重視する人
② エレコム USBタップ ECT-23325BK(コンセント3個口+USB-C 1・USB-A 2・PD30W対応)
「充電器を減らしてすっきりさせたい」人にはこれです。コンセント3個口に加え、USB-Cポート1つ(最大30WのPD対応)とUSB-Aポート2つを備えています。スマホやタブレットを充電器なしで急速充電でき、機種によってはノートPCの充電も可能です。倒れにくい脚パーツ付きで、デスク上でも足元でも使えます。
向いている人:スマホ・タブレットの充電器を減らしたい人、USB-C機器が多い人
③ Anker 615 USB Power Strip(AC2口+USB-C 2・USB-A 1・最大65W)
USB-Cで最大65Wと出力が高く、ノートPCの充電までしっかりこなせるモデルです。コンパクトでコードを本体に収納でき、在宅と外出・出張を1台で兼用したい人に向いています。AC2口+USBの構成なので、デスクのメインタップというより「これ1台で身の回りの機器をまとめて充電する」使い方が得意です。
向いている人:ノートPCもUSB-Cで充電したい人、持ち運びも兼ねたい人
まとめ
電源タップ選びのポイントは、次の4つに整理できます。
- 差込口は今より2口ほど余裕を持たせる
- コードの長さはコンセントからの距離を測って決める
- 雷ガード・個別スイッチなどの安全機能を確認する
- 充電器を減らしたいならUSB充電機能付き(USB-CのPD対応)を選ぶ
まずは安全な定番タップに買い替え、スマホやタブレットの充電器が気になってきたらUSB付きタップを足す、という順番なら失敗しにくいです。デスク周りの「コンセント争奪戦」を、1本のタップで終わらせましょう。
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