「大切な書類が突然開けなくなった」「PCが壊れて仕事のデータがすべて消えた」——ITヘルプデスクの仕事をしていると、こうした悲惨な状況の相談を受けることがあります。多くの場合、バックアップを取っていれば数時間で復元できたはずが、何もしていなかったために取り返しのつかない事態になっています。
バックアップソフトは「使わないかもしれないもの」だからこそ、いざというときのために準備しておく必要があります。この記事では、バックアップソフトを選ぶときに確認すべき5つのポイントを解説します。
ポイント①:バックアップの種類(ファイル・システム・クローン)を理解する
バックアップソフトには主に3つのバックアップ方式があります。
「ファイルバックアップ」は指定したファイルやフォルダだけを保存する方式で、手軽に始めやすいです。「システムバックアップ(イメージバックアップ)」はWindows全体の状態をまるごと保存する方式で、PCが起動しなくなったときでも元の状態に戻せます。「クローン」はハードディスク全体を別のディスクにそのままコピーする方式で、SSDへの換装や新PCへの引っ越しに使われます。
自分がどういった目的で使いたいかによって、対応している方式を確認しておくことが大切です。
ポイント②:自動バックアップのスケジュール機能を確認する
バックアップは「毎回手動で実行する」形では、どうしても後回しになりがちです。
スケジュール機能があるソフトを選ぶと、毎日・毎週・毎月など設定した間隔で自動的にバックアップを実行してくれます。「差分バックアップ」や「増分バックアップ」に対応したソフトなら、前回のバックアップからの変更分だけを保存するため、バックアップにかかる時間と容量を節約できます。
ポイント③:バックアップ先の選択肢を確認する
バックアップデータをどこに保存するかも重要なポイントです。
外付けHDDやSSD、USBメモリへのローカル保存に加えて、クラウドストレージ(OneDrive・Dropboxなど)への保存に対応しているソフトを選ぶと、PCが物理的に壊れた場合でもデータを守りやすくなります。理想的なのは「ローカルとクラウドの両方に保存する」二重バックアップです。
ポイント④:復元のしやすさを確認する
バックアップソフトは「データを保存すること」が目的ではなく、「いざというときに確実に戻せること」が本来の目的です。
PCが起動しない状態からでも復元できる「ブータブルメディア(緊急起動ディスク)」の作成機能があるかどうかは、特に確認しておきたいポイントです。また、バックアップから必要なファイルだけを取り出せる機能があると、全体を復元しなくても特定のファイルだけを取り戻せるため、日常的な使い場面でも便利です。
ポイント⑤:サブスクリプション型か買い切り型かを選ぶ
PDF編集ソフト(記事47)と同様に、バックアップソフトにもサブスクリプション型と買い切り型があります。
サブスクリプション型は常に最新版が使え、クラウドストレージが付属するプランも多いですが、毎年費用が発生します。買い切り型は一度購入すればランニングコストがかかりませんが、新しいOSへの対応が遅れたり、アップデートが有料になる場合があります。頻繁にOSを更新する人はサブスクリプション型、コストを抑えたい人は買い切り型が向いています。
まとめ:失敗しないバックアップソフト選びのチェックリスト
- ファイル・システム・クローンのどのバックアップ方式が必要か確認したか
- 自動バックアップのスケジュール機能があるか確認したか
- バックアップ先(ローカル・クラウド)の選択肢を確認したか
- ブータブルメディアの作成など、復元のしやすさを確認したか
- サブスクリプション型か買い切り型か、コストと機能を比較したか
これらを踏まえて、自分のデータ保護に合ったバックアップソフトを選んでみてください。
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ソースネクスト おまかせ全バックアップ
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