VPNサービスの選び方|法人利用・個人利用で見るべきポイントの違い

テレワークセキュリティ

「VPNって聞くけど、結局何を選べばいいの?」——テレワークのセキュリティ対策として名前を聞く機会が増えたVPNですが、サービスの種類が多く、何を基準に選べばいいか分かりにくいという声をよく聞きます。

ITヘルプデスクの立場から見ると、VPN選びで失敗しやすいのは「法人利用」と「個人利用」で見るべきポイントが違うのに、それを区別せずに選んでしまうケースです。この記事では、VPNサービスを選ぶときに確認すべき5つのポイントを解説します。

ポイント①:会社のVPNか、個人契約のVPNかを区別する

まず大前提として、「会社のネットワークに繋ぐためのVPN」と「フリーWi-Fiなど外部の通信を暗号化するための個人向けVPN」は、目的が異なります。

会社のVPNは、社内システムやファイルサーバーに安全にアクセスするための仕組みで、これは会社の情報システム部門が用意・管理するものです。個人向けVPNサービスは、カフェなど外出先での通信を暗号化する目的で、個人が契約して使うものです。どちらが必要なのか、まず自分の使い方を整理することが選び方の出発点です。

ポイント②:通信速度への影響を確認する

VPNは通信を暗号化する処理が入るため、多少の速度低下が起きるのが一般的です。

特に、サーバーの台数が少ないサービスや、利用者が集中する時間帯は速度が落ちやすい傾向があります。Web会議や大容量ファイルのやり取りが多い人は、速度の評判やサーバー数の多さを確認しておくと、業務に支障が出にくくなります。

ポイント③:ログの保存方針(ノーログポリシー)を確認する

VPNサービスの中には、利用者の通信内容や接続記録を保存しない「ノーログポリシー」を掲げているものがあります。

プライバシーを重視するなら、このポリシーが明記されているサービスを選ぶのが安心です。逆に、ログの取り扱いについて記載が曖昧なサービスは、セキュリティ目的で使う意味が薄れてしまう可能性があります。

ポイント④:対応デバイス数と同時接続数を確認する

1つの契約で、何台のデバイスに同時接続できるかはサービスによって差があります。

PC・スマートフォン・タブレットなど複数の端末を使う人は、同時接続数が多いプランを選ぶ方がコストパフォーマンスが良くなります。家族で共有したい場合も、この台数制限を確認しておく必要があります。

ポイント⑤:サポート体制と日本語対応の有無

VPNサービスは海外発のものが多く、サポートが英語のみというケースもあります。

トラブルが起きたときに日本語でのサポートを受けられるかどうかは、IT知識が少ない人にとって重要なポイントです。チャットサポートの対応言語や、設定ガイドが日本語で用意されているかを契約前に確認しておくと安心です。

まとめ:失敗しないVPNサービス選びのチェックリスト

  • 会社用VPNか個人向けVPNか、目的を整理したか
  • 通信速度への影響・サーバー数を確認したか
  • ノーログポリシーが明記されているか確認したか
  • 対応デバイス数・同時接続数は十分か
  • 日本語サポートの有無を確認したか

これらを踏まえて、自分の使い方に合ったVPNサービスを選んでみてください。

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